「この前の話なんだけど」がAIに通じなかった理由 — カルテのない病院で再診した話

調布市AI活用講座ブログ、AIのカルテ比喩をイメージした封筒と便せん AIコラム

結論から言うと、

Claude Codeを始めた初日に、作業ログ(worklog)を1つ作っておくことをおすすめします。

理由はシンプルで、AIは昨日の話を覚えていないからです。


ChatGPTで気づいたこと

Claude Codeを使う前は、ChatGPTやGeminiでチャットしていました。

あるとき「この前の話なんだけど、続きをやりたくて」と伝えたら、

「そのスレッドは見られないんです」

と言われて。

……えっ。

同じAIツールなのに、別のスレッドで話したことは繋がっていない。

当然といえば当然なんですが、そのとき初めて気づきました。

「ああ、AIって前の会話を持ち越せないんだ」と。


病院のカルテで例えると

こういうイメージです。

再診で病院に行ったとき、先生に言われました。

「今日はどうしました?」

……え、再診ですけど。

「はい、で、今日はどうしました?」

カルテ、診てないの?

カルテがなければ(または誰も読まなければ)、前回からの経緯を全部また一から説明しなければなりません。

Claude Codeも同じです。

新しいセッションを始めるたびに、前回の話を何も知らないところからスタートします。

だから「カルテ」が必要でした。

それがworklogです。


作り方は難しくない

最初は本当にシンプルでいいです。

## 2026-06-20(今日やったこと)
### 実施内容
- フォルダを作った
### 宿題(未完了)
- 明日やりたいこと: ブログの投稿設定

これだけ。

次のセッションで「前回のworklogを読んで、続きをお願い」と伝えると、AIがちゃんと文脈を引き継いでくれます。

私がworklogを初日に作った理由はこれです。

ChatGPTで「スレッド見られません」を体験していたので、同じ思いはしたくなかった。

(Claude Codeのworklogを見たとき、正直「これは素晴らしい」と思いました。)


1つだけ注意点

worklogは「雑に書きすぎない」方がいいです。

数千行になってくると、AIがそれを読み込むだけでコストがかかります。

カルテで例えるなら、

丁寧に書かれた2ページのカルテ > 雑に書かれた100ページのカルテ

「今日やったこと」「次にやること」を簡潔に残す習慣が、じわじわ効いてきます。

(といっても、AIの方で書いてくれたり、清書もしてくれるのでその話はまた今度)


まとめ

AIは明日、今日の話を覚えていません。

だからworklogは初日に作る。

それだけで、次のセッションの最初の数分が変わります。

前回の記事で「AIが触っていい場所を決める」話をしました。
フォルダを決めたら、次はカルテを置く。

この2つが揃うと、Claude Codeとの作業がぐっと安定してきます。

(次回は、worklogでも拾えなかった情報をどうやって取り出すか——JSON検索の話をする予定です。)


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